教えて!よ坊さん

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教えて!よ坊さん・26 口から全身の健康維持へ

掲載日:2021.06.18

Q 

 歯科で「オーラルフレイルですね」と指摘されました。
A
 オーラルは口、フレイルは衰えを意味しており、オーラルフレイルは『老化のはじまりを示すサイン』として最近注目されています。健康な状態から『要介護状態』になる一歩手前の黄色信号とされ、知らずに放置していると健康寿命を脅かす危険性があります。症状としては、食べこぼし、軽いむせ、かたいものが噛みにくい、滑舌の悪化、口の中が渇くなどが挙げられます。
 オーラルフレイルはいくつかの段階を踏んで進行していきます。最近、歯科医院で健診を受けられていない方、むし歯や歯周病を放置していたり、歯が抜けっぱなしだったり、入れ歯が入っていなかったりする方は要注意です。
 しっかり噛めないなど、口の筋力が衰えれば、低栄養の状態に陥りやすく、意欲の減退やさらなる筋力・体力低下につながり、外に出かけることも少なくなってしまいます。口内の不衛生や喉の筋機能の低下は、食べ物や唾の誤嚥に伴う肺炎を起こすリスクを高め、命に関わる危険性があります。
 口内の筋機能訓練も効果的です。約800万人いる団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる「2025年問題」など、日本は世界に先駆けて超高齢社会を迎えます。元気で健やかな暮らしを送り続けられるよう、常日頃から習慣的に体を動かすよう心がけ、かかりつけの歯科医院をうまく活用して口内の状態を管理し、口の健康から全身の健康維持・増進に努めましょう。

京都府歯科医師会広報室室員 重岡修司

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