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教えて!よ防さん

Yobousan

教えて!よ坊さん・60 「新天地でも「かかりつけ」を」

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歯科健診はなぜ必要なの?

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病気になっても大事に至らないようにするには「早期発見、早期診断、早期治療」が大切と言われています。健診は、早期発見、早期診断のところに関わってきます。

2大歯科疾患である虫歯も歯周病も、最初は全く自覚症状がありません。

歯が汚れたままだと、表面が白濁したり茶色くなったりし、やがて歯に小さな穴があき、虫歯が進行します。

歯の周りが汚れているとプラーク(歯垢)や歯石が付着したりし、歯ぐきに炎症が起こり始め、歯周病が進みます。

前述した程度の進行具合ではどちらも自覚症状がありません。しかし歯科医師が診れば病気の早期発見と早期診断の対象で、場合によっては早期治療につながります。

一番大切なのは日々のセルフケアであることは言うに及ばずですが、そのセルフケアが正しくできているかの確認、自覚症状が現れる前に進行している病気を見つけることも歯科健診の目的です。病気の重症化予防はとても大切ですが、病気の発症予防はそれ以上に大切です。

4月は新生活が始まる方も多いと思います。生活環境が変わると口腔内の状態も変わることがあります。引っ越しなどで住み慣れた場所から離れて生活を始める方は、新生活の場所でも「かかりつけの歯科医院」を作り、ご自身の口腔の健康管理に努めていただければ幸いです。京都府歯科医師会では京都府民の皆様の生活に寄り添い、皆様の口腔健康管理をサポート致します。

京都府歯科医師会広報担当理事 岸本 知弘