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介護予防推進センター主催スマイル教室で講演。

掲載日:2023.07.18

活動報告

令和5年7月3日(月)、京都市中京区地域介護予防推進センターが主催するスマイル教室に、今年度最初の対外事業として中京歯科医師会地域医療部の小森歯科医師が「お口の健康は奥地の肩甲」と題して講演を行いました。センターには北山梓副係長が歯科衛生士・介護予防運動指導員として在籍されており、歯科衛生士によるオーラルフレイル予防の活動は以前よりされていました。今年度より、小林賢哉健康運動指導士もご参加いただきました。
 
介護予防推進センターは、京都市から業務委託をうけた事業所が、介護予防事業を運営しています。 運動制限を受けていない65歳以上の方を対象に、運動や口腔、栄養、認知症予防などの教室を通して、生活機能の維持・向上を図り、要介護状態などになることを予防し、お一人おひとりが活動的に、生きがいのある生活を送ることができるように支援することを目的としています。
京都市として介護予防推進センターと歯科医師会が関係性を築くことで、市民にオーラルフレイルの予防をより一層拡めていく方針です。京都市の指導のもと、昨年11月と今年の3月に各区の介護予防推進センター担当者と会長・サポートセンター長が歯科医師会館で事業の連携を図るワークショップが行われました。現在、中京区の介護予防推進センターと歯科医師会は、定期的に連携が行われています。令和5年10月23日(月)の健康づくりウォークラリーもその一つです。
 
地域の介護予防推進センターのスマイル教室は、コロナ感染の緩和により10名程度の規模で行われ、2グループに分かれています。講演については、2グループに同じスライドを用いて行いました。中京歯科医師会の事業説明、むし歯治療や歯周病治療、高齢者とフレイルについて「滑舌」や「むせ」に対して、歯科医師がどう関わっているかを講演しました。参加者は、ただ単に講演を聴くだけでなく、講演の最中に気軽に質問をしたり、終始和やかに行われました。オーラルフレイルと食事の姿勢を保つことの重要性、食事は口腔周囲だけでなく体全体の筋肉を鍛えること、それを楽しく続けていくことをお伝えしました。そこで、大谷翔平選手と一緒に肩甲骨を一緒に動かす提案をさせていただきました。参加者も一緒になって、肩甲骨周囲の筋肉を鍛えようと一生懸命に体操をしてくださいました。
 
平成30年に導入された口腔機能低下症を疑う高齢者が増えつつある今、中京歯科医師会として、地域との関係性を築き、地域の方が健康長寿のために歯科医院に足を運んでいただけるよう努めていきたいと思います。