総合
トップ
歯科に
関わる方
会員
の方
トップに戻る

お知らせ

news

JMAT京都研修会に参加して。

掲載日:2023.09.06

活動報告

[JMAT」とは日本医師会災害医療チームのこと。
 
令和5年8月3日(木)14時より、令和5年度第1回JMAT京都研修会が行われました。
一般社団法人京都府医師会災害担当理事(京都第一赤十字病院 基幹災害医療センター長)の髙階 謙一郎理事より挨拶があり『JMAT京都として知っておくこと』が今後のいつか起こるかもしれない災害について四師会(京都府医師会、京都府歯科医師会、京都府薬剤師会、京都府看護協会)の連携が必要である旨を説明されました。
 
深田 良一先生(市立福知山市民病院 小児外科医長・地域究明救急センター)より『JMATに求められる役割について』の講義から始まり、計良 夏哉先生(京都中部総合医療センター 副院長兼循環器内科部長兼救急部長)が『具体的に行うべき医療活動について』の講義を行い、最後は髙階 謙一郎先生の『地域医師会に求められる役割(通信環境を中心に)について』の講義が行われた。
 
被災者の生命及び健康を守り、被災地の公衆衛生を回復し、地域医療の再生を支援することがJMATの目的とされており、主な活動内容としては災害急性期以降における避難所・救護所等での医療や健康管理、被災地の病院・診療所への支援とされています。
さらに、医療の提供という直接的な活動にとどまらず、避難所の公衆衛生(歯科医師会の立場としては歯科治療や口腔ケア)、被災者の栄養状態や派遣先地域の医療ニーズの把握と対処から、被災地の医療機関への円滑な引継ぎまで多様かつ広範囲に及びます。

ただし、突然の大規模災害時において医療支援チームを編成し、被災地の医療救護活動にあたることは非常に困難であり、平時からの災害医療研修・訓練共闘開催等が大事である。また、災害時などは通信手段がかぎられるため、日頃からの情報収集は重要とされ、それぞれがバラバラに通信手段を持つのではなく、統一することが災害時には有効であるとされ、通信機器や医療機器の使用についても慣れている必要があると説明された。
 
現時点で京都府では災害時を想定した通信手段の通信訓練を定期的に行っておらず、今後研修を行っておくことが重要であると考えます。
最後に質疑応答が行われ、現状の地域連携についての説明があり、閉会しました。

講義の内容を聞いて、京都市中京歯科医師会として日ごろからの災害時の対策として具体的にできることがあれば今後検討していく必要があると思いました。