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よ坊さんだより・83 高齢者の口腔ケア器具②

掲載日:2015.08.20

 前回(8月6日掲載)、誤嚥性肺炎を予防するための口腔ケアについて具体的な方法について歯ブラシ選びのポイントとプラウトについて説明しましたが、その続きを説明します。

 歯と歯の間は普通の歯ブラシだけでは十分に磨けないことがありプラーク(歯垢)や食べかすが残ってしまいます。そこで補助清掃器具として歯間ブラシやフロスを使って歯ブラシでは届かない、歯の側面についたプラークや歯と歯の間に入り込んだ食べかすをきれいに除去しましょう。歯ブラシによるブラッシングだけでは、歯と歯の間のプラークの61%しか除去できなかったのに対し、フロスを併用すると79%、歯間ブラシを加えると85%まで除去できるというデータがあります。

 これらの補助的な清掃器具は、やはりかなり細かい作業になりますので、高齢者になる

と難しくなってきます。さらに手が不自由な方ですとより困難になってきます。このよ

うな場合は介護者の手助けも必要になってきます。

また高齢者や手が不自由な方は電動歯ブラシが有効になってくることもあります。ただし電動歯ブラシは磨く時の力の加減や歯への当て方が難しいので、注意が必要です。

歯ブラシにもたくさん種類があり、ご本人や介護者が専門家のアドバイスのもと自分にあった歯ブラシ選びをすることも大事です。

 この他にも口腔ケアに必要な清掃器具がありますので、次回に説明します。

京都府歯科医師会 広報室員 森下 徹

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