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歯周組織再生剤「リグロス」に関する講演会開催!

掲載日:2017.06.27

活動報告

京都市中京歯科医師会は中京区で開業している歯科医師の属する会です。
2か月に一度、診療後の20時から地域医療、学校歯科、患者様へ適切な保険診療が行えるよう勉強会など情報共有のため集会を行っています。

 

今回は6月23日(金)20時から、歯周組織再生療法に関する講習会が行われました。
歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患です。
歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し(歯垢の蓄積)歯肉の辺縁が「炎症」を帯びて赤くなったり、腫れたりします(痛みはほとんどの場合ありません)。そして、進行すると歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の境目が深くなり、歯を支える土台(歯槽骨)が溶けて歯が動くようになり、最後は抜歯をしなければいけなくなってしまいます。歯周病は歯の喪失原因第1位です。
そこで、大阪大学歯学部附属病院の村上信也先生が歯周組織再生剤「リグロス」を開発されました。歯周病の進行したケース、つまり深い歯周ポケットが残っていたり、複雑な歯槽骨(歯を支える骨、土台)の欠損が認められる場合に行われる歯周外科治療で使用されます。歯を支えている歯周組織の再生を促し、歯を抜かずに治療できる可能性があります。製造販売元である科研製薬株式会社の方より成分、再生機序、適応となる条件、使用方法など詳しく説明して頂きました。製剤の成分は、やけどや床ずれなど医科で10年以上前から使用されているものと同じで安全性に問題はありません。

 

科研製薬株式会社の担当者様。20時からという遅い時間にもかかわらず、わかりやすく丁寧に講演頂きまして本当にありがとうございました。

 

ご興味のある患者様はかかりつけ歯科医院でお尋ね下さい。