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「認知症とともによりよく生きる」~第6回中京区認知症フォーラム~開催!

掲載日:2017.05.24

活動報告

第6回を迎えた「中京区認知症フォーラム」が11月19日(土)の午後、170名の参加を得て京都アスニーで開催されました。
中京歯科医師会の下村副会長の総合司会でスタートした今回のフォーラムの第一部は「芝居とお話」です。劇団シアターリミテの演じる「おじいちゃんを探せ!おせっかい町内物語」。認知症のおじいちゃんが孫のテレビ鑑賞中に家を出て行方不明となり、たまたま通りかかったケアマネージャーが見つけて自宅に連れて帰る。どうやって「徘徊」を防ぐか、「徘徊」したときにはどのように対応するか、また、「徘徊」したときのために日頃からどのような対策を講じておくかを家族や近所のちょっとおせっかいなおばちゃんと話し合います。劇中の台詞には認知症の人がどのように感じて行動しているか、また私たちがどのように認知症の人を見ているかという事がちりばめられていて、ドキッとさせられるようなシーンもありました。
第一部の後半は、この劇の内容を受けて中京警察署生活安全課の方、医師、民生児童委員、認知症の人と家族の会の方がそれぞれの立場からどのような事をサポート出来るか等のお話しがあり、劇の内容の理解を深める事が出来ました。
第二部はフォーラム恒例になった音楽療法の時間です。認知症の方も壇上に上がられ実際の音楽療法がどのようにすすめられているかを知る事ができ、最後は手話をしながらベートーベンの「第9」の一部を参加者と一緒に大合唱してフィナーレを迎えました。
来場された方は、第一部では芝居に見入られ時には涙しておられる方があり、第二部では音楽を通して笑顔で楽しまれ、しっかりと「参加」されていたように思えました。
このようなイベントを通して私たち歯科医師も「認知症」の事を少しでも理解し地域の一員とならなければと感じたひと時でした。