教えて!よ防さん
Yobousan
教えて!よ坊さん・83「上唇小帯 気になる場合、相談を」
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上唇(じょうしん)小(しょう)帯(たい)付着異常とは、どういう状態のことですか?
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上唇小帯とは、上唇の裏側と前歯の歯茎をつないでいる、ひだ状の組織のことです。鏡で上唇をめくると、前歯の中央あたりに確認できます。誰にでもある正常な構造ですが、その位置や太さには個人差があり、上唇小帯の形や位置が良くない状態を上唇小帯付着異常といいます。
具体的には、太すぎたり、中(ちゅう)切歯(せっし)という真ん中の前歯2本の間にまで伸びているような状態です。上唇小帯が太い、前歯の間まで深く入り込んでいるなどの場合、前歯のすき間が閉じにくくなったり、歯みがきがしにくくなったりすることがあります。
また、乳幼児では、授乳がしにくいとか、発音に影響が出るのではないかと心配されることもあります。ただし、成長とともに上唇小帯の位置が自然に変化し、問題が解消されることも少なくありません。そのため、すぐに治療が必要になるケースは限られています。見た目や機能に大きな支障がなければ、経過を観察することが一般的です。
一方で、歯並びやかみ合わせに影響している場合や、矯正治療を行う際に支障となる場合には、必要に応じて小帯を切除する処置が検討されることもあります。処置の時期や必要性については、年齢やお口の状態によって判断されます。上唇小帯は、見た目だけで判断するのではなく、成長やお口全体のバランスを考慮することが大切です。気になる場合は、歯科医院に相談し、定期的なチェックを受けるようにすると安心です。
<回答=京都府歯科医師会・広報室員 藤枝督史 >
※「よ坊さん」は日本歯科医師会のイメージキャラクターです。
「毎日新聞京都版・令和8年3月20日」