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教えて!よ坊さん・9 歯ぎしり 中年以降問題に

掲載日:2020.01.20

Q.

 歯ぎしりは、歯に悪いのでしょうか。

 A.

  歯ぎしりなんて自分には関係ないと思いこんでる方々、突然痛い目に遭うかもしれません。歯ぎしりや噛みしめることを「ブラキシズム」と呼び、私たち歯科医師にとって、とても頭の痛い問題なのです。

 睡眠中のブラキシズムは1割程度の方が習慣にしていると考えられており、決して珍しいものではありません。しかし、歯に大きな力が加わるため、歯や歯を支える顎の骨、そして顎の関節や筋肉を傷めてしまう可能性があります。

 特に問題が出やすいのは中高年以降です。長期間にわたって強い力にさらされてきた歯は、細かいひびが入って、もろくなっています。さらに、歯周病などで歯の本数が少なくなっている場合には、残っている歯に強い力が集中して重症化します。ブラキシズムを自覚できている患者さんが意外に少ないことも問題です。ギリギリ音のする歯ぎしりタイプより、音の出ない噛みしめタイプはなおさら、自覚しにくいです。

 ブラキシズムから、大切な歯や額の骨、そして顎関節や筋肉を守り、治療が終わった快適な状態をできるだけ長持ちさせるためには、マウスピースなどを使った力のコントロールがとても重要です。歯が欠ける、しみる、詰め物が取れやすいなどの問題を経験している方は、ブラキシズムが影響しているかもしれません。疑わしい場合は、ぜひかかりつけの歯科医師に相談してみてください。

京都府歯科医師会 広報室室員 重岡修司

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