教えて!よ坊さん

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教えて!よ坊さん・45 お口の健康は体の健康

掲載日:2023.01.20

Q 

 お口の健康っていつから気をつけるものですか?

A

 お口は体の入り口であり、お口の健康は体の健康につながっています。ではいつからそれに配慮すればよいのでしょうか?
歯に関しては、生まれる前、つまりお母さんのおなかの中にいる時からになります。胎児の段階で歯は出来始めており、妊婦さんにはカルシウム、たんぱく質、リン、ビタミンA・C・D、鉄分などの栄養素をバランス良く摂取していただきたいです。乳歯だけでなく、永久歯もおなかの中にいる時に出来始めていますので、お母さんの食事はとても大切です。とはいえ妊娠中は、つわりなど様々な理由で食事が厳しいこともあので、その場合は医師に相談してください。
 そして、生まれたばかりの赤ちゃんのお口には菌はいません。むし歯や歯周病の原因菌はお世話をする人、現状では親のお口から入ってくることが多いとされています。菌を赤ちゃんに移さないようにするための具体的な方法としては、大人が口に入れた食器を子供の口に入れないように食器は分けて使用する、キスをするときは口以外の場所にするようにする、といったものがあります。
 これだけでなく、お口の健康に関しましては生まれる前から高齢者まで、その時々に気を付けられることがたくさんあります。歯科医院で行えることもありますし、ご自身でできることもありますので、どうすればよいのかわからない時は、かかりつけの歯医者さんにお気軽にご相談ください。

                        京都府歯科医師会広報室員 大澤直也

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