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教えて!よ坊さん・37 体の病と歯周病の深い関係

掲載日:2022.05.23

Q 

 歯周病が身体の病気に関係していると聞きました。

A

 まず歯周病は日本国民の8割がかかっているといわれる病気です。若年者ではかかりにくいことから、成人では重症・軽症含めるとほぼ歯周病にかかっていると考えられます。そして歯周病菌そのものや、歯周病の進行によって産み出される物質が、お口の中だけでなく、全身のさまざまな病気に関係していることが分かってきています。

 歯周病に関係があるとされている疾患には代表的なもので、糖尿病、心臓病、骨粗しょう症、肥満、脳梗塞、認知症、誤えん性肺炎、関節リウマチなどがあげられます。また、低体重出産・早産にも関係しているとの報告もあります。

 例えば、一般に知られつつある糖尿病との関係性ですが、歯周病菌が増えることで血糖値のコントロールを乱すことがあります。それにより糖尿病が悪化することで高血糖になり、さらに免疫機能が抑制されて歯周病が悪化につながる。このような負の連鎖が起こる可能性があります。

 また高齢者などで唾液などが肺の中に入ってしまった場合(誤えんといいます)に、唾液にお口の中の菌が含まれているため誤えん性肺炎を発症することもあります。この場合はお口を清潔にすることで発症のリスクを大きく下げることができます。

 ここに記載したものはほんの一例です。ご自身でお口の中を清潔にするよう心掛け、難しい所は定期的な歯科への通院で助けてもらい、病気にかかったり、悪化するリスクを下げていきましょう。

                         京都府歯科医師会広報室室員 大澤直也

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