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教えて!よ坊さん・35 ドライマウス どんな病気

掲載日:2022.03.22

Q 

 ドライマウスってどんな病気ですか?

A

 ドライマウスは唾液の分泌量が低下し、口の中が乾燥する病気です。

 一日に1〜1.5リットル程度分泌されると言われている唾液には、口の中を洗浄する作用、消化を助ける作用、歯の再石灰化作用、粘膜を保護する作用などがあります。唾液の成分の99.5%水分なのですが、ムチンという重要なタンパク質が少量含まれており、そのネバネバ成分が口の中を常に滑らかで潤いのある状態に保ってくれています。

 ですからドライマウスになると、口の中の粘つきや舌のヒリヒリとした痛み、乾いた食品が食べにくい、うまく飲み込めないといった症状が出てきます。また、唾液の持っている自浄作用は生体防御の点で非常に重要で、ドライマウスによりこの機能が低下すると、口の中が不衛生になり、口臭やむし歯、歯周病も悪化します。また通常よりも細菌やウイルス(季節性インフルエンザや新型コロナウイルスなども)への感染リスクが高くなってしまいます。 

 ドライマウスは様々な原因で引き起こされますが、糖尿病や腎不全、あるいは50代前後の女性が発症しやすいシェーグレン症候群などの病気が原因となることがあります。また、老化による筋力の低下、さらには糖尿病や降圧剤など2種類以上の薬剤の長期服用により発症しやすくなります。また、ストレスが原因で発症してしまうことも多く、ドライマウスは現代病の一つとも言われています。

 口の中に異変を感じたらぜひ歯科医院に受診してください。

京都府歯科医師会広報室次長 谷口広樹

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