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よ坊さんだより・86 乳歯のむし歯と歯並び

掲載日:2015.10.01

「乳歯にむし歯ができれば、歯並びは悪くなるのでしょうか?」親御さんからよく受ける質問です。初期のむし歯や小さなむし歯ならしっかり治せば歯並びに影響はありません。しかし、大きなむし歯ができてしまった場合は歯並びに影響が出ることもあります。

例えば歯の中の神経まで及ぶ大きなむし歯では、神経をとる治療をしなければならないのですが、乳歯の場合神経をとってしまうと生え変わりの時うまく抜けないことがあります。その理由は乳歯の根っこの吸収がうまくいかないからです。また逆に神経をとる治療をしたために早く抜けてしまう場合もあります。遅くまで抜けずに残ったり、逆に早く抜けたりしますと永久歯の歯並びに影響を与える可能性が大きくなります。

さらに大きなむし歯を放置することによって歯の根っこだけになったりすると、生え変わりの時期より早く乳歯を抜く必要が出てきます。そのような場合は抜いた後に、永久歯の出てくるスペースを確保しておく装置(保隙装置)を入れておく必要があります。抜きっぱなしにすると隣の歯が倒れてきたりして永久歯の生えるスペースがなくなってしまうからです。

乳歯のむし歯の進行は早いですので、大きなむし歯にならないように、こまめにお子様のお口の中を常にチェックしてあげてください。そして、定期検診を忘れず受けるようにしましょう。

 

京都府歯科医師会 広報室次長 山岡 雄司

 

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