中京歯科医師会
中京歯科医師会の活動報告
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京都市立病院放射線治療科 大津 修二 先生、ご講演ありがとうございました。
掲載日:2022.12.08
令和4年11月25日(金)、年に一度行っている下京・中京歯科医師会の合同研修会を開催し、その報告です。過去の開催と同様に、京都市立病院さまにご協力頂きました。
今回は、京都市立病院放射線治療科部長 大津 修二 先生を迎え、「がんの放射線治療」のご講演です。
過去から現在に至る放射線治療の進歩について、また、歯科領域との関連性についてわかりやすく解説して頂きました。歯科に関連のある頭頸部癌に対する放射線治療はそれほど多くはないようですが、放射線治療時に どの部位に放射線が照射されるかが歯科には重要。以前に比べて減ったものの、顎骨壊死(あごの骨への影響、障害)を起こしやすい。顎骨壊死を起こしてしまった場合、その治療が難しいため予防を行う事が重要。その予防のために、術前の口腔清掃や、虫歯治療はもちろん、歯周炎では抜歯が必要になることも。顎骨壊死以外にも口内炎や唾液腺障害による口腔内の乾燥や口渇、皮膚炎など照射後早期に改善されるものもあれば、数か月、年単位でゆっくり改善されるものもあり放射線治療後も長期にわたる口腔管理が必要。講演終了後の協議会では、放射線治療前後の口腔管理、齲蝕治療、抜歯などの処置をするタイミングなどについて意見交換をしました。
今回、放射線治療の前後における口腔管理の重要性について知識を得ることができ、なかなか知ることがない治療の内容、歯科領域を含めたテーマを取り上げていただいた貴重な講演を、これからも継続していくことは、開業歯科医と病院とのより密なる連携に役立つと考えています。
平日の夜の開催にも関わらず、京都市立病院からお越しいただいた大津先生、家原先生、白井先生、中田係長、実行委員の皆様に御礼申し上げます。
3年ぶり、中京「歯のひろば」開催しました。
掲載日:2022.12.05
11月13日(日)午前10時より、ZEST御池地下街にて3年ぶりとなる令和4年度中京歯科医師会主催の「歯のひろば」が感染予防対策を徹底し開催しました。
6月初めより地域医療部員が準備を進め、会議を重ねて万全の対応を整え、当日は、中京歯科医師会員、京都府歯科衛生士会員の方々にもご協力いただき早朝より準備を行いました。
初めての施設での開催であるため、始まるまでどのような運営になるか不安いっぱい。開会と同時に参加者がご入場、一時は受付に行列ができ感染予防のために行列の整理が必要となるような嬉しい結果となりました。また衛生士学校の生徒さんが見学に来場、歯のひろば運営についての質問を受けるなど例年にない熱意を学生さんからも感じることができました。その後も途切れることなく多くの参加者さんにご来場いただきました。事後アンケートの結果を見ても多くの参加者さんの満足を得ることができたように感じています。また中京保健福祉センターのセンター長や衆・参議院、京都府・市の議員などの来賓の方々にもご来場いただきました。ありがとうございます。
盛況の中午後12時30分受付終了、本年度の歯のひろばは終了しました。
御協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。また来年もよろしくお願いいたします。
「元気づくりウォークラリー2022」に参加し報告です。
掲載日:2022.11.14
昨年より参加している「元気づくりウォークラリー」(主催:中京区地域包括支援センター保健師看護師部会 協力:三条会商店街振興組合、中京区歯科医師会、中京区薬剤師会、京都府栄養士会、中京区在宅医療・介護連携支援センター)が、今年も10月13日(木)午後から、三条会商店街で開催され参加をしました。
「元気づくりウォークラリー2022」は昨年と同様に、三条会商店街内に設けた3カ所のスポットを回ってシールを集めてもらい、全て集められた方は景品がもらえるという内容でした。65歳以上の健康な方を対象に、事前申込制で開催されました。
ところで、オーラルフレイルってご存じですか?
直訳すると口腔の虚弱です。口に関するささいな衰えを放置、適切な対応を行わないことで食べる機能が障害され口腔の機能が低下、その後心身の機能低下まで負の連鎖が生じてしまうことをいいます。(インターネット検索より)
中京歯科医師会では、事前に申し込まれた49名(男性:10名 女性:39名)に「オーラルフレイル予防」を啓蒙しようと、日本歯科医師会作成のリーフレットを使って「オーラルフレイル危険度チェック」を行いました。そしてその結果をもとに、イベントに参加した歯科医師や歯科衛生士が、日常生活の上で気をつけていただきたいことや、一人でもできる「口腔体操」についてのお話しをしたり、口腔内の簡単な相談などに応じたりしました。
中京区役所をスタートとして、商店街の中を1キロ余り歩いて(中には速足の方もおられました)いただくのですが、みなさんそれぞれのペースで商店街の店をのぞきながら「完歩」され、「フレイル予防」を実行されたのではないかと思います。昨年と同様に、屋外での開催でスペースも限られていたため、「歯のひろば」のような各ブースに分かれての展示や、歯科衛生士によるブラッシング指導はできませんでしたが、昨年よりも手際よくスムーズに参加者に対応できたのではないかと思いました。
今回行われました「元気づくりウォークラリー2022」の様子は、中京区役所内で、12月1日から半年間、動画(30秒)が放映されます。このような場を設けてくださった地域包括支援センターや社会福祉協議会の皆様、そしていろいろとご協力くださった三条会商店街の皆様、歯科関係者の皆様に御礼申し上げます。