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【 9月9日 紫竹まつりでブースを出店してきました. 】
掲載日:2017.10.23
北区の紫竹まつりにてブースを出店してきました.
会員の先生がされていた,食べる・飲み込む支援センターという北区の区民提案型支援事業に,北歯科医師会からも参加してきました.
【どんなブースを出店したの?】
高齢者の低栄養問題,サルコペニア,フレイル,オーラルフレイル に関して,身体計測(指輪っかテスト,握力測定,舌圧測定,オーラルディアドコキネシス)およびアンケート調査を行い,啓発活動を実施してきました.
【 誰が来てくれたの?】
紫竹学区にお住いの,20代~90代の55名のからがブースに立ち寄ってくださいました.ブースの外の啓発パネルの展示を見られていた方も含めると,もっと多くの方に,言葉だけは知っていただけたのではないかと思っています.
【 なんでこのブースを出店したの? 】
平成28年の国民健康・栄養調査によりますと,65歳以上の女性で約22%が低栄養傾向 あることが分かってきました.この10年で確実にその割合は増加しています.この身近に潜む危機を,地域ぐるみで解決したいという思いで,若年者から高齢者まで幅広い層に対して啓発活動を実施しています.
歯科医師は,お口の健康携わる職業です.このお口の健康を維持することは,実は,口だけの健康にとどまらず,有名な糖尿病や血管障害,低体重児等だけではなく,栄養や免疫に関する面からも全身に影響を与えています.例えば,口から食べることで,胃・腸を使って負担少なく消化をしていきます.この腸という組織,実は食べ物の消化や吸収以外にも腸管免疫といって,体の免疫機構で非常に重要なポジションを占めています.そこを,しっかり無理をさせないで働かせるには,口でしっかり噛んで飲み込む(摂食嚥下)という機能が大切だと考えられています.
当たり前にできている,『 食べる 』という行為の大切さ,巧妙さをしって欲しい,“ 口の機能 ”を高齢になっても維持することで健康を維持できる(健康寿命の延伸)ということを知ってほしいという思いで出店しています.
次年度は,他地域へも拡大して行きたいと思いますので,よろしくお願いいたします.