会長挨拶
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会長からご挨拶
歯科医療従事者のみなさまへ
今後、歯科医療に従事しようとしているみなさまへ
京都府歯科医師会では、府・市民の皆様のお口の健康を守るために行政をはじめ、京都府医師会・薬剤師会・看護協会・歯科衛生士会・歯科技工士会ほか様々な団体と協調して活動を行っております。
口腔領域の健康管理が全身の健康管理に重大な影響をもたらすことが分かってきた昨今、歯科領域への期待は年々高まっており、我々歯科医療従事者はその期待に応えるために、より一層の活躍が望まれているところであります。
日本は現在、高齢人口の急速な増加の中で、医療、福祉など増加する高齢人口の問題への対応が喫緊の課題となっております。このような超高齢社会の到来の中で、今後も高齢者率は高くなると予測されており、2025年には約30%、2060年には約40%になると言われております。この様な状況の中、今後の歯科医療は地域包括支援など多職種で取り組むチーム医療が大切であり、行政はじめ多職種の協力の下、府市民の健康を守るため活動していかなければならないと考えており、皆様方のご支援、ご協力が必要であります。
これから社会に出る若い世代の方々には、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士といった国家資格を必要とする職種以外にも受付業務や歯科助手といった資格が無くても歯科医療に携わることの出来る職業があり、ひいては府市民の健康に寄与することとなりますので、是非とも歯科医院等での活躍を願っております。
また歯科大学の学生、既に卒業された歯科医師においては、これからの包括的な歯科医療提供には社会的に協調したチーム医療が重要なことから、是非とも勤務医におかれましても歯科医師会に入会していただき、私達と共に、府市民の健康のために活躍をしていただく事を期待申し上げると共に、若い世代の方々のご活躍を祈念申し上げます。
一般社団法人 京都府歯科医師会
会長 安岡 良介