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教えて!よ坊さん・29 知覚過敏 早めに相談を

掲載日:2021.09.17

Q 

 知覚過敏ってむし歯のことですか?

A
 いいえ、知覚過敏とむし歯は異なります。

 知覚過敏とは、むし歯や歯の神経の炎症といった病気ではないのに、冷たいものや甘いものを飲食したり、歯ブラシの毛先が触れたりするなどのきっかけで歯が一時的に痛む「症状」のことです。

 知覚過敏はさまざまな原因で歯が刺激を受けやすくなったときに起こります。例えば、ワインやお酢といった酸性の食物をたくさん取りすぎたことで歯が溶けた、年齢を重ねることで歯ぐきが下がった、そして突然の事故で歯が欠けた、といったことも原因になります。また、日常生活の中で起こる歯のすり減りも原因になりますし、間違った歯の磨き方が原因の場合もあります。まれにですが、歯の治療後にも起こることもあるのです。

 このように知覚過敏にさまざまな原因がある一方で、唾液には歯から失われたカルシウムなどの成分を歯の表面に取り込ませる再石灰化という働きがあります。この再石灰化によって知覚過敏の痛みがおさまることもあります。しばらく歯がしみていたけれど最近は感じなくなってきた、といった場合、再石灰化が起こったのかもしれません。

 ほとんどの場合、知覚過敏の痛みは1分程度でおさまります。長時間痛みが続く場合は歯が何らかの病気になっているのかもしれません。歯に痛みが出た場合には、病気で痛んでいるのか知覚過敏なのかをご自身で判断せず、早めに歯科医師に相談されることをお勧めします。

京都府歯科医師会広報室室員 大澤直也

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