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障害者歯科診療所のご案内

Disability Dental Clinic

ご挨拶

私ども一般社団法人・京都府歯科医師会は、昭和45年5月6日に「京都歯科サービスセンター歯科診療所」を京都市北区に開設し、全国に先駆けて心身障害者の方々に対する歯科診療を開始致しました。また昭和56年3月に京都洛西の地に「洛西歯科サービスセンター」を設置、以来歯科医師会立として2カ所の診療所を運営し、40年の間、口腔内の健康を守るため努力して参りました。
近年、医療に対する環境も大きく変わり、より質の高い医療やサービスが求められるようになってまいりました。そこで京都府歯科医師会では障害をお持ちの患者さん方に、より良質な歯科治療を受けていただくために、中央診療所の充実を目的とし、中央と洛西を発展的に統合しました。平成21年4月から診療時間の拡充を行い、平成22年4月からは全国における近年の障害者歯科診療の流れに沿って、全身麻酔・静脈内鎮静法等を導入、患者さんの期待に応えることのできる体制作りに取り組んでいます。
このことは、何よりもご支援とご協力をいただいております京都府並びに京都市の保健医療・福祉医療施策の発展・向上にもつながる重要な事業であり、京都府歯科医師会会員一同も、このうえない喜びと存じております。
今後は、障害を有する方々がこの京都歯科サービスセンター中央診療所で治療を受けていただき、健やかな生活を過ごしていただけることを心より願い、ご挨拶とさせていただきます。

一般社団法人 京都府歯科医師会 会長
京都歯科サービスセンター 所長 安岡 良介

「口」は多くの大切な仕事をしています。食べる・話す・呼吸をする・味わう・感情表現などの他に、時には掴むという手の代わりもします。人が生きていくために必要な多くの機能を担っています。
京都歯科サービスセンターでは、障害のある方々にも、この口腔機能を健全に維持・管理することにより、美味しく食事をし、楽しく会話をしながら、快適で豊かな生活を送っていただきたいと考えています。しかしながら障害を有する方にとって歯科治療というのは、歯科治療の意義を理解できない、理解できていても緊張や反射のために治療に適応できないなど、大変受け入れ難い非日常的で不愉快な経験の一つです。
私たちはこの受け入れることが難しい歯科治療を、安心してそして安全に受けていただけるよう日々診療に取り組んでいます。
また口腔機能を健康な状態で維持するためには、家庭や施設など患者さんの生活の場での適正な口腔ケアが重要になります。私たちはそのために予防処置を行うとともに、保護者・介助者・施設職員の方への保健指導を行い、一緒に患者さんの「QOL(生活の質・生命の質・人生の質)の向上」のお手伝いをさせていただきたいと考えています。

京都歯科サービスセンター 中央診療所
センター長 村上 智哉