総合
トップ
歯科に
関わる方
会員
の方
トップに戻る

お知らせ

news

口腔がん講演会、開催!

掲載日:2015.08.25

活動報告

口腔がん。口腔内に生じるガンですが、認知度は低く耳にする機会は少ないのではないでしょうか?数あるガンの1%程なのですが、恐るべき事実として早期発見率は20%、5年生存率はなんと50%以下なのです。日本では年間7000人の方が口腔がんになり、その内3000人の方が亡くなられています。ただ、早期発見する事で5年生存率は90%以上と安心出来る数字もあります。そこで、8月21日(金)に口腔がん、口腔腫瘍を専門にされている洛和会音羽病院 京都口腔保健センター口腔外科部長の今井裕一郎先生をお迎えして講演会を行いました。外科手術、化学療法、放射線療法の治療を多く経験されておられる先生で、口腔粘膜疾患と口腔がんの鑑別方法、術後の機能障害を抑えた手術方法、3Dプリンターを併用し術前シミュレーションを行った最先端の顎骨再建法、放射線科と共同で行う超選択的動注による化学放射線同時併用療法など音羽病院口腔外科で行われている症例を説明頂きました。歯科医師にとって口腔がんの早期発見は重要な使命であり、患者様の窓口となりやすい かかりつけ歯科医院と病院口腔外科の密な連携により治療後の機能性確保を重視した口腔がん治療が可能になるとのお言葉を頂きました。

今井先生、貴重なご講演ありがとうございました!