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京都市立病院耳鼻いんこう科 豊田健一郎先生、ご講演ありがとうございました。

掲載日:2021.12.02

活動報告

 

 

令和3年11月26日(金) 京都市下京・中京歯科医師会合同研修会を行いました。

過去の開催同様京都市立病院様にご協力頂き、京都市立病院耳鼻いんこう科豊田健一郎先生にご講演頂きました。歯科と同じ口腔内も診察領域で普段から病診連携の機会は多く、ご講演の機会となりました。歯の異常として歯科受診されることの多い疾患として、慢性副鼻腔炎と口腔がんについて詳しく、また非常にわかりやすく解説頂きました。

 

上の奥歯が噛むと痛い、ひびく感じと歯科医院を受診されることも多い、慢性副鼻腔炎。鼻性のものは左右で生じることが多く、片側だけで生じるものには注意が必要。歯性のものでも歯だけへの処置では改善できないこともあるようです。

 

口腔がんは頭頚部がん(身体に発症するがんの5%)のひとつで、半数が舌がんです。飲酒や喫煙が原因となることが多いのですが、その他に齲歯や口腔内不衛生、歯牙による慢性刺激も原因となり得ます。発症しやすい部位や特徴、歯科医が診断するにあたり鑑別するポイントなど実際の症例も提示頂き解説頂きました。

 

会場には、京都市立病院地域連携室長 家原典之先生(腎臓内科)もお越しになられ、病診連携のご挨拶と市立病院各科の月平均紹介患者数は歯科口腔外科が一番で100名以上と報告された。

 

診療終わりの遅い時間からの開催にも関わらず、快くお受けいただきご講演いただきありがとうございました。
明日からの臨床に役立てたいと考えています。