教えて!よ坊さん

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教えて!よ坊さん・1 歯周病侮らないで

掲載日:2019.05.17

 

Q.

 

歯周病がさまざまな病気の原因になると聞きました。どんな病気を引き起こすのですか。

 

A.

 歯周病というと、歯ぐきが腫れたり、歯がぐらぐらして抜けてしまったりと、お口の中だけの病気と思われるかもしれません。しかし、実は全身の病気に大きくかかわっていることがわかってきています。  

 例えば糖尿病。糖尿病はインスリンの働きが十分でないために、血液中を流れる糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンとは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲に保つ働きをしています。 歯周病の炎症を放っておくと、歯周病を引き起こす細菌、いわゆる歯周病菌が血流に乗って全身に行き渡ってしまいます。この歯周病菌が悪さをすることにより、インスリンの作用を低下させてしまうのです。その結果、血糖値の上昇が起こってしまいます。

 さらに歯周病菌は糖尿病の合併症である動脈硬化症の発症のほか心筋梗塞などの関わっていることがわかっています。 もちろん歯周病を治せば糖尿病が治るということではありません。糖尿病には糖尿病の治療、予防が必要です。しかし、糖尿病の患者さんに歯周病治療を行うことで、

 血糖コントロールがよくなることがわかっています。  血糖コントロールに苦しんでおられる方、歯周病は大丈夫ですか。ぜひ一度、かかりつけの歯科医院で歯周病のチェック、歯周病予防、歯周病治療を行ってみてください。もちろん日々のお口の手入れは忘れずに頑張ってくださいね。

 

           

                                                                            京都府歯科医師会広報室理事 石原 宗和

 

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