よ坊さんだより

  1. HOME > 
  2. よ坊さんだより > 
  3. よ坊さんだより・134 なぜ歯の痛みがひかない?

よ坊さんだより・134 なぜ歯の痛みがひかない?

掲載日:2017.08.10

 「歯の痛みがひかずに困った」という経験はありませんか?歯の痛みといっても、歯が原因ではないケースもあり、歯科的な対応では解決できず原因不明のまま長期間の治療経過をたどる場合があります。
 歯が原因でない痛みには、物をかむときに使う咀嚼筋(そしゃくきん)による痛み、神経障害性の痛み、神経血管の痛み、心因性の痛みなどがあり、歯自体が痛く感じる場合や歯を支えている周囲の組織が痛く感じる場合があります。
 咀嚼筋が原因の痛みは、上の奥歯の痛みが高頻度に認められ、痛みは持続的で筋肉を圧迫することで歯の痛みが再現されます。
 神経障害性の痛みは、神経のどこかに障害が生じて感じる痛みで、神経痛と呼ばれるものです。歯を触ることで痛みの発作が起きたり、むし歯が歯髄(歯の神経)まで進行したときとよく似た症状を生じることがあります。
 神経血管の痛みである偏頭痛は、歯の痛みとして感じることがあり、ズキズキとした痛みを生じ、痛みは変化しやすく歯髄の炎症と似ていて、上の犬歯や奥歯あたりにおきることが多いです。
 心因性の歯の痛みは、精神疾患によるもので精神科医による治療が必要になります。
 その他にも歯の痛みを引き起こす病気は多くあります。気になることがありましたらかかりつけの歯科医院にご相談ください。                      
京都府歯科医師会 広報室室員 村井文章 

京都府歯科医師会 会員専用ページ
入会のご案内