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よ坊さんだより・122 妊娠中は歯周病に注意を

掲載日:2017.02.24

 歯周病というと、お口の中だけの病気と思っていませんか?歯周病にかかっていると、糖尿病や肺炎、心筋梗塞(こうそく)などのリスクが高くなるということが最近わかってきています。さらに早産のリスク因子の一つということも指摘されています。
 早産の原因にたばこやアルコール、高齢出産などがよく挙げられますが、それらよりもはるかに高いリスク因子として歯周病が挙げられます。歯周病の妊婦の早産のリスクは歯周病でない人のなんと7.5倍となっています。
 歯周病菌には色々な種類があり、女性ホルモン(エストロゲン)が好きな細菌もいます。妊娠中は女性ホルモンの分泌量が多くなるので、特に歯ぐきの炎症を起こしやすくなるのです。また妊娠中は、お腹の中の赤ちゃんを異物として拒絶したり攻撃したりしないように免疫力が低下します。そのため歯周病菌を抑える免疫力も下がり、歯周病にもなりやすくなります。
   歯周病予防に効果があるのは、やはり歯磨きです。そのためには普段の家庭でのセルフケアが重要となってきます。ただ、妊娠中はつわりなどで食生活が乱れたり、歯磨きが十分にできなかったりします。それが原因で歯周病がひどくなることもあります。
   妊娠中に歯ぐきが赤く腫れる、歯磨き中に出血があるなどの症状がでたら、ためらわずに歯科医院を受診してください。またつわりが落ち着いて安定期に入ったころに、一度歯科健診を受けられることをお勧めします。                                                         京都府歯科医師会広報室室員 森下 徹

 

 

 

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