よ坊さんだより

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よ坊さんだより・117 子どもの歯ができるころ

掲載日:2016.12.06

 皆さん、乳歯がつくられる時期はご存知でしょうか。乳歯は妊娠中につくられ始めます。
 正確には妊娠7週目ごろから乳歯の芽がつくられ、永久歯も妊娠4カ月ごろにはつくられ始めます。つまり妊娠に気づくころにはもう赤ちゃんの歯もつくられ始めているので、妊娠中は赤ちゃんの歯にとって非常に大事な時期となります。
 歯が丈夫に育つために妊中に気をつけることは、お母さんが摂取する栄養バランスです。カルシウムだけではなく、たんぱく質・リン・ビタミンA・C・Dの栄養素を含む食品をバランスよく摂取することが大切です。たんぱく質は歯の基礎となり、カルシウムとリンは歯の石灰化のための材料に、ビタミンAは歯の表面のエナメル質の土台に、ビタミンCはもう一層下の象牙質の土台に、ビタミンDはカルシウムの吸収を良くしたり歯の灰化の調整役となります。
 もう一つ妊娠中に注意してほしいことは歯周病です。妊娠中に歯周病になっていると早産のリスクが高まります。早産の原因にたばこやアルコール、高齢出産などがよくあげられますが、それらよりもはるかに高いリスク因子として歯周病があげられます。歯周病になっている妊婦の早産のリスクは、そうでない妊婦のなんと7・5倍というデータもあります。歯周病予防は普段の家庭でのセルフケア、歯科医院でのプロフェッショナルケアが重要です。
 お子さんの歯を守るためにも妊娠中はバランスの良い食生活を送ると同時に、むし歯、歯周病のチェックも兼ねて歯科医院で定期的に健診を受けるごとを心掛けてください。
                                                           (京都府歯科医師会広報室 室員・森下徹)

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