よ坊さんだより

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よ坊さんだより・100 児童・生徒の歯科健診

掲載日:2016.04.14

学校保健とは、児童・生徒の健康づくりとその保持増進をはかり、学校教育の目的を達成するために営まれる活動です。

 健康に対する興味や認識が低い子どもに、病気の実体が見えない生活習慣病を理解させることは容易ではありませんが、鏡を見ることによって観察できる歯や口は、極めて貴重な教材となります。例えば歯垢により発症した歯肉炎は、適切な歯磨きを行うことにより短期間で改善し「自分の体は自分で気を付けて大切にすれば応えてくれる」という実感を与えてくれます。

 また歯科健康診断を行うことで自らの健康課題を見つけ、それを解決する方法を工夫、実践し、生涯にわたり健康を保持増進できるような資質や能力を育てます。さらに朝や就寝前の歯磨き、規則的な間食の摂取などは「歯科的健康」や「生活習慣病の予防」にもなり、健康増進にもつながります。

 歯科の2大疾患であるむし歯と歯周病は、日々の努力により予防することが可能です。そのことを子どもの時期に理解させることで、友人や家族など他人の健康にも気を配り、自他共に健康であることの重要性の理解が深まります。そして学校や家庭、地域社会の健康の保持増進に関する活動に進んで参加し、貢献できるようになることが非常に大切です。

特に子どもの間は、むし歯にならないように注意することが大事です。乳歯はいずれ生え変わるのだから、むし歯になっても大丈夫と安心していると、十分に咀嚼ができず、顎の成長発育に影響が出て永久歯のかみ合わせのずれや歯並びの乱れにつながる危険性があります。

京都府歯科医師会 学校歯科担当理事 辻 耕造

 

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