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障がい者福祉事業所職員研修会に参加しました。

掲載日:2018.10.03

活動報告

平成30年9月10日午後7時より、まーぶるにじょうにて「障がい者福祉事業所職員研修会」(平成30年度地域保健・学校歯科保健推進事業)が行われ、中京歯科医師会から地域医療部の下村先生、大澤先生、小森先生、斉藤先生、そして中京歯科衛生士会から3名の歯科衛生士が参加しました。

最初は、斉藤先生による講義です。口腔内の解剖学的構造や乳歯と永久歯の本数の違いや萌出時期など歯に関する基本情報の説明があり、食物残渣などの汚れが残りやすい部位等の説明とケア方法などが示されました。また、口腔ケアは単に汚れを取るだけでなく「回収する」ことが大切であること、そして「食べられる口」を作り維持するという可能性を口腔ケアが持っていることが強調され、そのための多くのグッズの紹介、選定の基準、使用上の注意などが解説されました。さらに、障がい者に対しての口腔ケアの実践的な手順と誤嚥等のアクシデントを防ぐための体位や方法の説明もあり、堅苦しくなく、参加者と会話を楽しむような講義でした。

後半は実技研修です。まず始めに歯科衛生士から、実習内容の説明並びに注意点の説明があり、2人一組の交互実習形式で行われました。実習は歯科医師、歯科衛生士が現場での様子や疑問点などを聞きながら、講義の中で紹介されたブラッシング法や保湿剤、スポンジブラシ、口腔ケア用のウエットティッシュの使用、そしてライトを使うことによって口腔内が見やすくなることなども体験していただきました。

 

 

 

障がい者福祉に対しては歯科関係者の理解が十分ではなく、現場に歯科の力が届いてないことをこの研修会で痛感し、地域医療、地域歯科保健のさらなる充実の為に努力していかなければならない事を改めて認識しました。